お客様の声
帰ってきたTT1.8Tquattro
シブヤ自動車の松永氏の所に、長期入院をしていた我が愛車TT1.8Tquattroが戻ってきて半月が経過しました。
飛来物による板金修理や車検だったり色々と手間が掛かっていた事もあり、この機に走行距離10万キロオーバーという事でタイミングベルト、ファンベルトの交換及び周辺のメンテナンスをして頂きました。
前から予想はしていたのですが、松永氏にはエンジン回りの整備には大変手間をかけさせてしまいました。ご苦労様でした。
今回の整備に伴い、松永のオヤジが選択したOilはFUCKS 5W-30W化学合成油…なぜこのOilを選択したのかについての松永氏の狙いは不明!
納車後、しばらく自分の車の感覚を忘れいていたこともあり、自分の感覚を戻す事に専念していたこともあり、エンジンフィールの変化にはほとんど気が付きませんでした。
気が付かないという事は、良い意味で言うと悪くないってことだとも考えられます。
その理由は、以前入れていたOilフィールが比較的気に入っていたので、悪くはなっていないという事ではなかったかと思います。
しばらくは、エンジン回転を高回転域(4000RPM以上)に入れることもなく都内での使用に止めていました。
そのうちやっぱり我慢ができず、ガーッとリミットまで回して見たら、エッ?息つき?…
原因を特定する前に、ガソリン添加剤で様子見してみようとなり、それならMicrolonも入れ入れちまえって事で、エンジンOilとおまじない代わりにガソリンタンク内にもドバドバっと入れちゃいました。それから、我慢の60ℓタンクを使い切るまで、首都高と第三京浜をそろーりと我慢運転…。
この我慢運転で気が付いた事が一つ…なんだかスゲートルク感???
60〜70km/hトップギア6速でトルクを実感できました。6速のままでの加速もなんてことなくこなしてしまい、これにはびっくり!
添加剤の名前なんだっけ?…添加剤しか考えられません!ケッコー良いかも。
そんなこんなしている間に、変な症状は無くなってしまいました。良かった…。
60ℓのタンクも使い切り、松永オヤジの意図を検証するためにしっかり走り込んで来ました。
Oil粘度は前回のOilと同じぐらいの為か、低回転域でのトルクの出方も同じような感じで非常に扱いやすく、フィーリングの軽さに関しても同程度と感じました。私の車では、Oilの特性とか粘度の違いによる影響が低回転域から中回転域までに大きく出やすい事もあり、実用使用回転域1000〜3000rpm+でのトルクの出方やフィールにより、乗りやすさに差が出ます。
その様な事から、非常に使いやすいフィーリングだと感じました。
このFUCKS 5W-30Wで特筆すべき点は、トルクが太りだした回転域からレッドゾーンまでの伸び感とでも言うべきなのか、全くトルク落ちを感じずにしっかりとリミッターが動く6700rpmまで回りきる感じに好印象を感じます。
エンジンチューンナップをしている訳ではないので、パワーが上がっているのではありませんが、パワーバンドが広くなるようにセッティングした感じで、速度が乗せやすくギヤの選択にも余裕が持てる感じです。
私の車はマニュアルミッションですが、オートマッチックミッション車の場合、この様なフィーリングは非常に良いのではないかと想像してしまいますが如何でしょうか?
シャープな切れ味という意味では、100%エステルOilと比較すると丸さを感じますが、テクニックの無い私でも、それなりに走れちゃうのが嬉しいOilかもしれません。
燃費については、東北縦貫道往復1200キロで検証してみたいと考えています。
FUCKSスーパーシン0W-40Wの様に低回転域のフィールを犠牲にしてでも、高回転域からレッドゾーンまでの鋭い切れに重点を置き、キープ4000rpm以上での刃の上を裸足で渡る様なパワーバンドを駆使した走りの味もまた違った楽しみであるかとも思いますが…。